リフォームの教科書

2016年8月30日|カテゴリー「リフォームの教科書

リフォームの訪問営業を受けた時に交わす見積書や契約書について

あなたは、「新築後、家族の変化に合わせてリフォームをしてみたいな」と思いますか?

子どもが巣立った後に間取りをアレンジしてみたり、家の補修時期に合わせてリフォームをしたりする人がいますね。
今は、住まいに暮らし方を合わせるのではなく、暮らし方に住まいを合わせる時代。
ですから、リフォーム人気はとどまるところを知りません。

ただ、そのために他業種からも業者が参入したり、技術力が足りない業者が施工したりと、何かとトラブルが多いのが現状。
ということで、今日はリフォームの訪問営業を受けた時に交わす見積書や契約書について気をつけたいことをお伝えします。

リフォーム見積書に『工事一式』とだけ

見積書に『工事一式』とだけ書かれていたら要注意です。

『工事の範囲、内容、材料の質と量、単価や総額』など、依頼者が知りたいことはたくさんあります。
それを『一式』とだけ見積書に記載する業者は、契約書にも、同じように『一式』とだけ記載する場合があります。
となると、依頼者は業者の口頭説明でしか情報を得ることができません。

事前説明とは違う内容で施工されても、「『一式』で契約してしまった以上、何も文句を言えない・・・」と泣き寝入りをしてしまう場合もあるかもしれません。

でも、安心してください。『工事一式』とだけ書かれた契約書は、契約が成立するために必要なことが書かれていません。
ですから、クーリング・オフが起算されていないのです。

つまり、クーリング・オフの期限とされる8日間が過ぎていたとしても、申請さえすれば契約を白紙にできる場合もあるかと思います。
これ、どうやら知らない人がいるようです。

リフォーム契約を交わす時の契約書

リフォーム契約を交わす時、契約書には

・ 商品のメーカー名、商品名、種類、製造者名、型式、数量
・ 工事内容
・ 商品の価格、人件費、合計額

などが詳細に記載されていなければいけません。
依頼者は、その内容を見て、工事を依頼するかどうかを最終判断をします。
もし一度OKし、その後で解約したいと思ったなら、契約日から8日以内に依頼者が申請しない限り、クーリング・オフは適用されません。

しかし、契約書に不備があった場合は別です。
起算されないということは、期日に到達することもありません。
ただ、誠実でない業者の場合、あの手この手でクーリング・オフを妨害してくるかもしれません。
その時は、弁護士や自治体の窓口に相談して、対応を進めるのが良いかと思います。
そうでないと、解決するのはなかなか難しいのが現実のようです。

そんな目に遭わないためにも、契約する前は慎重に行動したいものですね。

今、小規模なリフォーム工事では契約書すら取り交わさないケースや、曖昧な内容による契約、安易な変更等によるトラブルが多発しているようです。
業者とあなたがお互いに安心してリフォーム工事ができるよう、こういった点には注意したいものです。
2016年8月30日|カテゴリー「リフォームの教科書

減築の目的は、建物の維持管理の負担を減らすこと

今日は減築についてお話しします。

減築の目的は、建物の維持管理の負担を減らすことです。

高齢になると、階段の上り下りもひと苦労。それに、毎日の掃除も大変です。
怖がりな方の場合、夜が来るたびに暗がりにおびえているかもしれませんね。

(親戚の独居のおばさんが、まさにそうです^^)

ただ、減築をするためには、これからどんな暮らしをしたいのかをはっきりさせておかないといけません。
減らしたものを増やすのは難しい作業です。
じっくり考えたいものですね。
2016年8月30日|カテゴリー「リフォームの教科書

体にも心にも優しいのが本当のバリアフリー住宅

今回は、心のバリアフリーについてお話しします。

家族それぞれが自分用の個室を持っていると、干渉されずに気楽な時間を過ごせる一方で、家族とのつながりが希薄になると懸念されています。
また、高齢や病気のために自室から出ることがままならなくなると、孤独感が深まって体に害を及ぼすこともあります。

それを防ぐためには、リビングに近い場所に高齢者の部屋を設けたり、部屋の間の壁を取り除いて開放感が得られるようにするなどの工夫が必要です。

体にも心にも優しいのが本当のバリアフリー住宅。
家族の性格や生活習慣を意識しながら考えてみましょう。
2016年8月30日|カテゴリー「リフォームの教科書

自治体のホームページなどを見ると、補助金額や対象となる工事内容がわかる

今回は、バリアフリーリフォームの補助金について説明します。

健康な人が将来に備えてバリアフリーにしても、補助金は出ません。
補助金を受けられる対象者は、要介護認定で『要介護』『要支援』と認定されていることなど、いくつかの条件があります。
自治体のホームページなどを見ると、補助金額や対象となる工事内容がわかるので、一度見ておくといいですよ。

なお、補助金を申請するには、リフォーム前やリフォー後の写真のほかにいくつかの書類が必要です。
あなたの地域の自治体できちんと調べてからリフォーム業者に依頼するといいですね。

2016年8月30日|カテゴリー「リフォームの教科書

バリアフリーリフォームの対象となる人の話をよく聞き、動きをよく観察すること

今回は、バリアフリーリフォームをするために一番大切なことについてお話しします。

それは、対象となる人の話をよく聞き、動きをよく観察することです。
当然といえば当然のことなのですが、案外これができないものなのです。

例えば、左手に力が入らない人の場合、手すりを利用できるのは右手だけ。
そうすると、階段の両側に手すりが設置されていると心強いものです。

また、狭くて複数の手すりをつけられない場所の場合、横向きより縦向きの手すりが使いやすいこともあります。
手が小さい人だと、太めの手すりをつかみにくいこともあります。
つかみやすさは材質によっても異なります。

何をどう改善したらいいのか、課題を明らかにしてから計画を進めていきましょう。
2016年8月30日|カテゴリー「リフォームの教科書

人によって手すりが必要な位置は違う

今回は、手すりについてお話しします。

足腰が弱くなった時やケガをしたとき、玄関・トイレ・浴室などに手すりがあるととても助かります。
ただ、人によって手すりが必要な位置は違います。

ですから、住宅情報誌やネットなどの情報をそのまま当てはめると失敗することがあります。
手すり1つを設置する時でも、専門的な知識を持つリフォーム業者を探したり、福祉の専門家に相談しながら計画を進めましょう。

リフォーム業者には、それぞれ得意分野があります。
施工経験を十分に調べた上で依頼するといいですよ。
2016年8月30日|カテゴリー「リフォームの教科書

時々木製建具の動き方を観察

今回は『木製建具の診断』についてお話しします。

木製の建具は、室温や湿度によって動きが悪くなることがあります。
また、建具金物が劣化した場合も動きが悪くなります。

そういえば、スタッフが、実家の開けっぱなしのフスマを20年ぶり位に閉めようとしたら、きちんと閉まらなくて困ったそうです。
どうしても閉める必要があったので焦ったものの、結局、途中までしか動かせずに諦めたとか。

ですから、時々動かせる範囲を全部動かして、動き方を観察してください。
それは、建物の異常の早期発見にも役立ちますよ。
scroll-to-top