(2)住まいづくりのより良い手順

今回は、住まいづくりのより良い手順のお話

1番目:リフォームや新築の時に、お金をいくら用意できるかを計算する

まず、1番目にするべきこと、それは、先立つもの。お金をいくら用意できるかを計算することです。

ところで、家を建てる目的ですが、「家を建てることを目的」にすると、後々後悔するような気がします。

どうしてかと申しますと、家を建てる目的は「新居で、自分と家族が将来に渡って健康で楽しい生活を送ること」が一番大切ではないのかと思うからです。

なのに、立派できれいな家が建ったが、切り詰めた生活をしなければいけない。

これでは、何のために家を建てたのか?っていうことになりかねないと思います。

建てた甲斐が無いといいますか・・・。

だから一番目は、安全な予算を組むことだと思います。

出来れば、少々の我慢は必要かもしれませんが、建てる前よりも生活水準が上がることが理想だと思います。

ゆとりある予算を組むことができれば、楽しい生活が送れる気がします。

ですけど、多くの人は限界の予算を組んでいるようです。また、めいっぱい、借りれるだけ借りて家を建てているようです。

だから、一つ歯車が狂うと返済に響いてくるわけとなる・・・。

そうならないために、安全な予算を立てて下さればと思います。

2番目:リフォームや新築の時に、「自分の欲しいものを知る」

2番目は、自分自身のことを知る事だと思います。

本当に自分が欲しいものは何だろう?それを知ることが大切だと思います。

情報過多の時代です。

「なんか感じがいいな」

「自分にとって良さそう」

そんな感情に惑わされる時も多いでしょう。

ですから、新築やリフォームの時に本当に必要なもの、どうしても欲しいもの、それを自分で知っておくということだと思います。

例えば、車。

車の場合、乗用車、ワンボックスカー、スポーツカーなど、いろんなタイプがあります。

スポーツカーが欲しい場合、スポーツカー専門の所へ行きますよね。

間違っても、乗用車やワンボックスカーのところには行きません。


でも家の場合は、どうしてか違う行動をとってしまうことが多いようです。

ただ家を建てたいと言うことで、特徴の違うところに行ってしまう。

車で言うとスポーツカー、乗用車、ワンボックスカーなど、タイプ関係なく無差別にガンガン行ってしまう。

そして、それを同じ土俵でどれが良いかと比較してしまう・・・。

用途が違うので、本来は比べられないものですよね。

このように、自分が欲しいものが分からずに行動すると、正しい判断ができなくなる場合が多いように感じます。

業者さんも、お客さんがきたら当然自分の商品を勧めます。

「あなたはは、うちじゃなくAホームさんのほうが良いですよ」なんて、言ってくれません(笑)。

そうではなくて、

「うちに任せてくれれば、あなたの望む家を建てて差し上げます」と必ず言うかと思います。


だから自分が欲しいものを知って、それが得意な業者さんを探すことが大切だと思います。

そして、その中から1社に絞るのが、賢明な方法だと思います。

ですから、二番目は、「自分の欲しいものを知る」、ということになります。

3番目:リフォームや新築の時に、あなたの叶えたい要望に順番をつけること

次は、3番目です。

それは、あなたの叶えたい要望に順番をつけることだと思います。優先順位ですね。

すべてをかなえようとすると当然予算オーバーします。

そうならないために、本当に自分に必要なもの、どうしても欲しいもの、その予算配分も、自分で決めないといけないわけです。

それには、自分の価値観や価値基準を自分で理解していないと決めることが出来ないように思います。


ところで、予算に影響する重要な要素は4つほどあります。

まず1つ目、それは広さです。

広くなればなるほど、当然、家の値段は高くなります。

2つ目は家に使う建築材料。

材料の質、グレードですね。

良い物や高価なものを使えば当然高くなります。

3つ目はデザイン性。

かっこよさですね。

かっこいい家にしようと思えば思うほど、予算が増えてきます。

最後の4つ目は、部屋数ですね。

同じ広さでも、部屋数が多いほど、高くつきます。

なぜなら、壁の量は多くなるし、窓やドア、収納なども増えるので高くなります。


まとめると、予算に影響するものは、①広さと、②グレードと、③デザイン性と、④部屋数です。

この4つを、全て満たそうとすると当然予算オーバーします。

予算を100とすると、何かを優先すると、他のものは抑えないといけません。

しかし、つい全部かなえようとしてしまう・・・。

ですから、100じゃなくて120とか、150とかになってしまう場合が多いわけです。

例えば、広さを最優先するなら、他の三つの要素は残った予算の中で配分していく。これが、優先順位を決めるということになるかと思います。

4番目:リフォームや新築の時に、正しい選択基準と判断基準を身につける

それから、4番目。

それは、正しい選択基準と判断基準を身につけることです。

例えば土地を選ぶ場合。

確かな判断基準、選択基準がないと、正しい判断が出来ません。

また、それは業者を選ぶ場合でも同じです。この業者選びは、最も難しいかと思います。

ですから、業者選びの正しい判断基準を持つ必要があるというわけです。

まとめ:より良い住まいづくりの手順

以上がより良い住まいづくりの手順と考えています。

この手順ですまいづくりをすすめれば、後で後悔する確率はかなり低くなるように感じます。

そして、きっと自分の満足度の高い家を建てることに近づくと思います。

最後に、より良い住まいづくりの手順をまとめておきますね。

まず1番目は、自分の安全な予算を把握することです。

そして2番目は、自分を知ること。

続いて3番目は、優先順位をつけること。

そして4番目の最後は、正しい判断基準と選択基準を持つことです。

今回は、住まいづくりにはより良い手順があると言う話でした。

次回は、安全な予算を組むためにはどうすればいいかと言う話をさせて頂こうと思います。